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プレカット工場へ

「茶畑脇のすまい」。これから、すまいづくりのプロセスを紹介しますと云っておきながら、いきなり竣工してしまいましたね。昨年の10月初旬に遡ります。新城市にある大森木材のプレカット工場へ行きました。これから加工を行う木材の木柄を確認し、木配りをしてきました。工場では羽柄材の切れ端を集め、接着して間柱を作ったり。これまた合板の切れ端を集めて接着し、木製パレットの部材を作ったり。材料の再利用率の高さに驚かされました。集成材には今でも何となく抵抗があるのは事実ですが、木材の有効利用という視点からすると今日見た仕事は興味深かったです。

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今回の住まいづくりでは、プレカット工場で構造材の加工を行っています。イニシャルコストからすると、こうした選択になる訳ですが、大工さんが自ら墨付け刻みを行う「手刻み」の仕事も行われています。しかし、手刻みの仕事は少数派。木造住宅の構造材の加工全体の1割に満たないと思われます。アトリエ樫の仕事では、手刻みの仕事が全体の3割から4割。過半はプレカット加工になります。施工を依頼する工務店や大工さんに拠って、構造材の加工プロセスが異なっています。常、プレカットで仕事を進めている工務店に 手刻みの仕事をお願いしても、加工場の確保や職人さんの関係で対応は難しいでしょう。しかし、これからは住宅着工数は少なくなり、良いものを永く使うという時代になって行くと思われます。「手刻みの仕事」を望む住まい手が、少しづつ増えてくるかも知れません。期待も込めて・・・。

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by a-kashi | 2018-10-05 10:15 | 記録:茶畑脇のすまい | Comments(0)