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今日は現場の定例打合せ。もう直ぐ足場をバラシます。計画時の模型写真と、本日撮影した写真を並列しました。設計者自身が模型を作ることは大切です。僕達設計者が出来上がりを何処まで想像できているのか、意外と不確かなものです。模型を作り、そしてまた写真に収めることも大切。

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# by a-kashi | 2019-06-17 21:10 | 記録:すまい カルテット | Comments(0)

アトリエの今

「二つのアトリエと小さなすまい」
先日、室内の写真を改めて撮影に伺いました。


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引っ越しを終えてから、約半年が経過。家具は据わりの良い場所を見つけ、住まい手も居心地良い場所を探し、室内がしっとりと落ち着いた雰囲気になってきました。もともと、センス良く設えることが得意な建て主さんですが、住まいを自分自身のモノにしている感覚が伝わってきます。基本設計時には、ヒアリングを行い、持ち込みを予定する家具を確認しながら設計を進めています。家を新築するのですから、持ち込む家具も一新してという方が多いかも知れませんが、アトリエ樫では これまで使ってきた家具を引き続き使われることを勧めています。永く愛されてきた家具を持ち込むと、不思議なくらい住まいの雰囲気に厚みが生まれてきます。

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# by a-kashi | 2019-06-15 16:32 | 記録:二つのアトリエと小さなすまい | Comments(0)

集落のスケッチ

こんな町並み、集落があったらいいなって、
勝手に妄想で描いていたら、山間の集落になりました。
先日、息子の案内で揖斐川流域を巡った時の記憶が、何処かにあるのかも知れません。

ただ、寝起きする為だけの住宅ではなく、
其々に 意志と目的を持って働く建物。
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# by a-kashi | 2019-06-12 20:17 | 暮らし | Comments(0)

世間話

先の日曜日、基本設計の打ち合わせ。途中から、「くたくたとした」 世間話になりました。朝飯のこと、夕食のこと。朝食時は着替えてからか、寝間着のままか・・・。そんなこと、日常的には他人様に聞きません。最もプライベートな個人情報かも知れません。けれども、こうした ある意味詰まらないことを聞かないと、建築の基本設計の内容を詰めて行くことが出来ません。「すっきり着替えてから食事」は、我家のスタイルで先ず一理。食事中、服を汚してしまうこともあるから、着替えは食事後という意見。これはまた これで一理。こうした他愛も無いことを、くたくたとした世間話の中で聞きながら、基本設計の内容が具体化して行きます。設計者としての想いを叶えることと等価に、住まい手の思いや暮らし方に耳を傾けることは大切。そんな訳で、日曜日に打ち合わせをした住まいは、2階に寝室を設けるものの、クローゼットを1階に設ける基本方針となりました。答えは ひとつじゃ有りません・・・。
# by a-kashi | 2019-05-13 21:17 | 建築 | Comments(0)

外構工事が無事終了

「茶畑脇のすまい」。外構工事を無事に終えました。上棟二日目の監理業務の帰り道、スタッフの江尻さんに現場の写真を撮ってきて貰いました。シュッとして、凛とした、住まい手の雰囲気が建物や外構から伝わって来ます。折角、個々に時間を掛けて設計するのですから、その土地、その人に似合う、着心地、居心地の良い住まいを創りたいと思うのです。布団が窓辺に干してあって、駐輪所に自転車が並んでいて、こうした生活の総てを受け止めた上で、美しく愛おしい佇まい。外構:ハウズの鈴木さん。素敵な住まいになりました。

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# by a-kashi | 2019-05-10 22:06 | 記録:茶畑脇のすまい | Comments(0)

無事 上棟

「小さな離れ座敷のあるすまい」が、本日無事に上棟を迎えました。
今日は、スタッフの江尻さんが作った50分の1の模型が大活躍でした。作業前に大工さんが代わる代わる模型を手に取って眺め、今日の作業を確認したり、学校帰りに立ち寄った息子さんに、江尻さんが模型で説明したり・・・。模型が大切なコミュニケーションのツールになっている感じでした。「模型冥利に尽きる」といったところです。一方的に伝えるとか、伝えたとかではなく、伝わることが大切ですね。模型がとっても喜んでいる。

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# by a-kashi | 2019-05-09 21:04 | 記録:小さな離れ座敷のある すまい | Comments(0)

延べ面積が約29坪のコンパクトな住宅に、小さな離れ座敷を設けました。離れ座敷といっても、別棟である訳ではなく、平面計画上、離れ座敷の様な構成を採っていると考えて下さい。この住宅には、和室が二間有ります。和室を全く設けないという事例もある中、30坪以下の住宅に 二間以上の和室を設けるのは、昨今では ある意味 異例なことなのかも知れません。しかし、延床面積が小さくなればなるほど、和室の効用が増してくるのではないかと思っています。家具と建築の関係が和室では異なります。もっともプライベートな空間である寝室が、最もパブリックな居間に生まれ変わることも可能です。狭小住宅に置ける和室の位置付けは、とても興味深いものがあります。「小さな離れ座敷のあるすまい」。実は今週の木曜日に上棟を迎えます。スタッフの江尻さんが現場を担当します。

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# by a-kashi | 2019-05-06 21:15 | 記録:小さな離れ座敷のある すまい | Comments(0)

すまい「カルテット」

「すまい カルテット」。ちょっと風変わりな住まいづくりのネーミングですが、今年の1月から工事が始まっています。ご家族皆さんが楽器を楽しむ音楽一家。ご主人はドラムを演奏されるということで、本格的な音楽室を併設しています。基本設計の期間中、我が家で打ち合わせを行う時、お子さん達は楽器に夢中になることも・・・。ピアノを弾いたり、ギターやウクレレを抱えて歌い出したり、ちょっぴり大変でした(笑)。そんな、ご家族が暮らす楽しい住まい。ということで、「すまい カルテット」とネーミング。先ずは、模型写真をUPします。
「カルテット」は「四重奏」。

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# by a-kashi | 2019-05-06 16:38 | 記録:すまい カルテット | Comments(0)

岐阜への小旅行

正直なところ、このGWを如何に過ごすのか、少し不安みたいなものがあったかも知れません。仕事柄、休日に打ち合わせが入ることも多々あって、休日にゆったり時間を過ごすことが いつの間にか不得手になっていました。 今回の連休も幾つかの仕事があって、10連休とは行きませんでしたが、思いの外 のんびりと過ごすことができました。連休の期間中、娘の部活の定期演奏会があったりした中で、岐阜県への小旅行が思い出深かったです。旅に出ると時間の流れや、心の開き方が日常とは異なります。特に今回は、息子の案内で旅先を巡ったこともあり、新鮮な心持ちになりました。写真は揖斐川の支流、粕川を遡ったところにある「貝原の棚田」の風景です。

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# by a-kashi | 2019-05-06 16:04 | 暮らし | Comments(0)

茶畑脇のすまい 

ちょうど一年前の今頃。ゴールデンウィークに入る前だったと思います。これから茶摘を迎えるというのに、その茶畑の一部を伐根して宅地が造成されました。この土地が売りに出され、初めて確認に行った時は茶畑の状態でしたので、何だか申し訳ない複雑な気持ちになったことを今でも覚えています。南側に前面道路があるので、茶畑の畝は南北に長くなっています。その畝の何本かを崩し宅地としたので、南北に奥行きの深い癖のある敷地になりました。こうした敷地の持つ癖を逆手に取って、懐の深い佇まいの住まいを築くことが今回のテーマの一つになります。以降、工事は順調に進み、現在 外構工事を もう直ぐ終了するところまで漕ぎ着けました。「茶畑脇のすまい ~カナヘビハウス~」は、とっても楽しい住まいになりました。これから、順次 すまいづくりの過程を紹介して行きます。

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# by a-kashi | 2019-05-02 17:13 | 記録:茶畑脇のすまい | Comments(0)

ちょうど去年の今頃は、見積金額の金額調整を行っていました。予算内に収まらず、どうしたものかと お互いに知恵を絞っていた頃です。屋根形状の検討を行ったり、一部の仕上げ工事を施主工事に変更したり、当時 少し不安な心持ちになっていたかも知れません。こうした過程を経た「二つのアトリエと小さなすまい」ですが、今では素敵な暮らしが始まっています。こちらの すまいづくりのプロセスも後追いになりますが、少しづつ紹介して行きます。写真の小道を抜けて現場に通っていました。

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# by a-kashi | 2019-05-01 10:02 | 記録:二つのアトリエと小さなすまい | Comments(0)

ブログの再開

気が付けば、ブログの更新が1年前から止まっていました。昨年の5月1日に紹介していた「母なるすまい」。昨年の7月には無事 引き渡しを終え、外構工事をまとめ、以降 暮らしを重ねています。ブログの休止期間に進めていた仕事を、遅ればせながら、これから少しづつ紹介して行きます。引き続き お付き合いの程、よろしくお願いします。

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# by a-kashi | 2019-05-01 08:57 | 記録:母なるすまい | Comments(0)

三ヶ月 点検

竣工後に点検を行う時期は、工事を依頼した工務店や大工さんに拠って異なります。特に決め事はせず、何かあれば随時動きますという所もあれば、竣工後3ヶ月、6ヶ月、1年と期日を決めて点検を行うことも有ります。「母なるすまい」の工事をお願いした番匠さんは、基本的に随時対応しますが、期日を決めて点検を行う後者のスタイル。ということで、竣工後3ヶ月の11月初旬に点検を行うことになりました。この時期の検査は、竣工検査で見落としてしまっていたことや、実際に使い始めて気付いた不具合に対応することがメインになります。

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不具合の確認も勿論大切ですが、引っ越しを終えて3ヶ月となると、荷物や家具の置き場も取り敢えず納まって、住まいの営みが始まった空気を感じられる様になります。設計者としては、その空気感を確認したいところ。「母なるすまい」は、とっても良い雰囲気でした。明るい場所と暗い場所、活動的な場所と一人落ち着ける場所。こうした場所が、塩梅よく一つの住まいの中に散りばめられている感じです。

設計: 一級建築士事務所アトリエ樫 (現場担当:江尻有佳)
施工: 番匠 (現場監督:森下さん/大工棟梁:小林さん)




# by a-kashi | 2018-11-01 19:54 | 記録:母なるすまい | Comments(0)

プレカット工場へ

「茶畑脇のすまい」。これから、すまいづくりのプロセスを紹介しますと云っておきながら、いきなり竣工してしまいましたね。昨年の10月初旬に遡ります。新城市にある大森木材のプレカット工場へ行きました。これから加工を行う木材の木柄を確認し、木配りをしてきました。工場では羽柄材の切れ端を集め、接着して間柱を作ったり。これまた合板の切れ端を集めて接着し、木製パレットの部材を作ったり。材料の再利用率の高さに驚かされました。集成材には今でも何となく抵抗があるのは事実ですが、木材の有効利用という視点からすると今日見た仕事は興味深かったです。

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今回の住まいづくりでは、プレカット工場で構造材の加工を行っています。イニシャルコストからすると、こうした選択になる訳ですが、大工さんが自ら墨付け刻みを行う「手刻み」の仕事も行われています。しかし、手刻みの仕事は少数派。木造住宅の構造材の加工全体の1割に満たないと思われます。アトリエ樫の仕事では、手刻みの仕事が全体の3割から4割。過半はプレカット加工になります。施工を依頼する工務店や大工さんに拠って、構造材の加工プロセスが異なっています。常、プレカットで仕事を進めている工務店に 手刻みの仕事をお願いしても、加工場の確保や職人さんの関係で対応は難しいでしょう。しかし、これからは住宅着工数は少なくなり、良いものを永く使うという時代になって行くと思われます。「手刻みの仕事」を望む住まい手が、少しづつ増えてくるかも知れません。期待も込めて・・・。

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# by a-kashi | 2018-10-05 10:15 | 記録:茶畑脇のすまい | Comments(0)

木彫りの看板

小さいけれど、何だかとても気になる看板。手作り感があって、何だかとてもほっとする看板。プロの看板屋さんに頼むのではなく、手を動かして作ったことが伝わってくる看板。今回「陽だまり助産院」さんの看板を作るにあたって、いろいろと想いを巡らせました。そこで、現場を担当した江尻さんのご主人に看板の製作を依頼することにしました。ご主人は大学時代、美術系の学群に所属して版画を専攻。版画といっても、その領域は広い訳ですが、木彫りの看板を作ることを楽しいと思ってくれるに違いない。そう思い込んで依頼をしました。


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こちらの想像を超えた出来栄え。建て主さんも大いに満足。原画イラストは、建て主さんのお友達によるもの。皆が持っている「知恵」や「技術」や「思い付き」や「ひらめき」が一つになって、住まいが出来あがって行きます。




# by a-kashi | 2018-08-08 15:12 | 記録:母なるすまい | Comments(0)

真鍮の切り文字

「陽だまり助産院」。大谷石の石塀に、真鍮の切り文字サインを取り付けました。柔らかな表情の大谷石の石目と、真鍮の艶っぽい表情が対比的で素敵です。経年変化で、少しづつ 真鍮の輝きは鈍くなりますが、カッチリとした表情はそのまま。周囲に植栽が施されると、一層魅力を増すでしょう。ああでもない、こうでもないと、文字のレイアウトを皆で検討しました。

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# by a-kashi | 2018-08-01 15:00 | 記録:母なるすまい | Comments(0)

祝上棟

昨年の7月下旬のことです。「二つのアトリエと小さなすまい」は、無事上棟を迎えました。
暑さ厳しき折、7月下旬の上棟は職人さんが大変です。
写真は上棟を終え、遠くの景色をボーっと眺める僕とかみさん。
終日現場に立ち会った、疲れと充実感・・・。

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知らぬ間に、建て主さんが写真を撮って送ってくれました。

僕の背中が ちょっと丸くなっている。
ぴんと背筋を伸ばして頑張ろう!




# by a-kashi | 2018-07-24 21:25 | 記録:二つのアトリエと小さなすまい | Comments(0)

実施設計模型

見積金額調整を終えて、実施設計の最終とりまとめを行いました。一部、屋根形状の変更の変更が有りましたが、基本的な骨格はそのままに、現場を進めて行くことになりました。今回の計画建物の敷地は、 ひな壇上の傾斜地になっています。敷地の東側と西側に擁壁が築かれ、計画建物をその中央に配置しています。県の崖条例に準拠して、今回こうした配置になりましたが、結果的に擁壁と計画建物に挟まれた、すっきりとした外部空間が生まれそうです。建物の2階から富士山が望めます。

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# by a-kashi | 2018-07-13 13:02 | 記録:二つのアトリエと小さなすまい | Comments(0)

プロポーション

昨日から始まった外壁のガルバリウム鋼板張り。
屋根廻りの工事、軒樋の取り付けもあるので、現場の確認に向かいました。

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建物の大きさに拠って、軒やケラバの出寸法を調節します。
ちょっとした匙加減がポイントです。

建物の配置や道路との関係に拠っても、
屋根勾配を調整します。
決まった数字が在る訳じゃ有りません。

分厚い白身魚の刺身が美味くない様に、
建築の世界でもプロポーションは大切。

表層の形に頼らずというか、実はプロポーションが一番大切だと思うのです。

大きな屋根なので、軒樋をケラバから少し大きく跳ね出しました。
大きな屋根面に降る雨は多量になるので、
風を伴うと屋根面から雨が吹きこぼれます。

敷地に立った時、屋根面が意識されるのか、軒先に目が向くのか、
それとも軒裏がポイントになるのか・・・。
そんなことも設計を進めて行く過程で考えます。


# by a-kashi | 2018-05-01 20:49 | 記録:母なるすまい | Comments(0)

設計事務所検査

「山裾のすまい」
本日、設計事務所検査を行いました。

工事着手は2月初旬。
木ごころ工房の松村さんを中心に、
3ヶ月弱で工事をまとめて下さった職人さん達に感謝です。

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今回の住まいは、大きな2階建ての母屋の南東側に、母屋と直交するかたちで置かれています。こうした建物をこの辺りでは「脇屋」と呼ぶこともある様です。脇屋は母屋よりも小さく造ります。1階が土間で、2階に小さな居室を設けていることも多々あります。1階部分が土間の為、建物全体の高さが抑えられ、水平線の効いた美しい佇まいの建物を見掛けます。

脇屋は農作業小屋として使われますが、時に母屋を補完する住居としても機能します。隠居した夫婦が母屋を離れ住居として使ったり、若夫婦が住まいとして利用を始めることもあります。「山裾のすまい」は後者の事例になります。同一敷地内にある複数の建物を活かして暮らしを紡ぐ、先人の知恵を改めて見直す意味がありそうです。のどかな地方都市であるからこそ叶う、豊かな暮らしが そこに在ります。

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建物の旧状を留めつつ、新しい要素を違和感なく盛り込むことができました。

設計: 一級建築士事務所アトリエ樫 (現場担当:坂田洋子)
施工: 木ごころ工房 (松村寛生さん)
# by a-kashi | 2018-04-19 18:38 | 記録:山裾のすまい | Comments(0)