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現場に瓦が納められた。
淡路産の燻し瓦だ。

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現場で瓦職人さんから話を伺ってみた。

以前の瓦は、達磨窯で焼かれ松葉で燻されていた。
窯の中に置かれる位置で焼き上がりが異なり、
瓦一枚一枚の色が微妙に異なっていた。
また、寸法のバラツキが大きかった。
当時、現場での仕事は、瓦を寸法の大小で三種類に仕分けすることから始めたそうだ。
こうした瓦一枚一枚の癖を見て、気を配りながら貼って行く、手間の掛かる仕事だった。

瓦を焼く燃料は、薪、石炭、重油、灯油、ガスへと、
この50年間で変化してきた。
松葉での燻しは、現在ブタンガスを注入して行われているようだ。

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燻し銀に輝く甍。
葺き上がりが、今から楽しみだ。
by a-kashi | 2005-07-27 18:21 | 記録:入野のすまい | Comments(0)