2005年 07月 18日
電車に乗って
片道1時間ほどの道のりだ。
新幹線ではなく、在来線での移動。
深い座席に埋もれてしまうのではなく、
様々な人達が、それぞれ別の想いを持ちながら、
同じ車両に乗り合わせる不思議な空間が目の前に広がっていた。
東京の事務所に勤めていた頃は、移動の大半が電車。
満員電車での通勤では、そんな余裕もなく、
視線が向けられる先は、車内吊りの広告だけだったかも知れない。
浜松に帰ってからは、車での移動が中心になり、
今日の在来線での移動は何だか新鮮だった。
空席があっても、ドアの近くに立って、ずっと車窓を眺めている女性。
よれよれになった新聞を丸め、じっと手にしたまま、居眠りを続ける男性。
今日の予定を、楽しそうに話続ける年配の夫婦。
僕自身は計画案を広げ、その上でスケッチをしていた。
端から見れば、「何をしているの?」と思われたかも知れない。
by a-kashi
| 2005-07-18 19:47
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