「猿」と「猫」

水曜日、東海道の二川宿へ行きました。
二川本陣で見つけた雨戸がこちら。

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よく見掛ける雨戸の内カギですが、
見掛けない三角定規のような、
堅木の板が付いています。




鴨居のホゾに差す桟木を、
縦方向に持ち上げながら、
同時に三角定規をスライド。
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すると桟木はバッチリ固定され、
雨戸の内鍵が掛かります。

こうした内鍵。

てっきり、
閂(かんぬき)と呼ぶかと思っていましたが、
実は、猿(さる)と呼ぶのだそうです。


よくできた猿です。
仕組みはシンプル、発想が自由。



追記


こんな話をしていたら、
事務所の塚本さんが書棚から「建具製作教本」を取り出してきました。
全国建具組合連合会が、昭和59年に発行したものです。
この本、何処で手に入れたのか、かみさんの本です。

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僕が「三角定規」と記載していた部位は、「猫」と呼ばれる様です。

「猿」と「猫」。

飄々としつつ、
建築の用語には底知れぬ奥行きがあって、
本当に面白いですね・・・。
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by a-kashi | 2014-02-14 08:38 | 建築 | Comments(0)