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加工場にて

天竜川下流の東岸、旧竜洋町の住まい。
すまいづくりワークショップを行う現場。
大工加工場に製材された木材が運ばれてきた。


天竜川流域で育ち、伐採された杉の木。
山主の手で50年~70年掛けて育てられた杉の木。
素材生産者によって伐採され、葉枯らしを行い、
丸太の状態で貯木され、後に製材所に出荷された杉の木。

その後も、製材、人工乾燥、天然乾燥、モルダー掛け等の過程を経て
加工の現場に届けられた。

ここに至るまでに、実に多くの人の手と時間が掛けられている。


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■製材所のアマノから運ばれた木材


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■番匠加工場にて


加工場に届いた木材をじっと見て、吟味する大工さん。
乾燥の具合。木肌。樹芯の寄り。目の詰まり具合。
その目は厳しく、そして何とも嬉しそうだ。

これから始まる墨付け、刻み。
木の住まいの魅力は、これから発揮される大工さんの技量と、
木材を供給してくれる多くの人達の努力、そして自然の恵みに支えられている。



今日、木材が大工加工場に届いた。
大工さん、そして工務店の監督さんと、細部の打ち合わせを行った。

大工さんや工務店の監督さんと同様、何だか僕の気持ちも踊っていた。
by a-kashi | 2005-06-01 20:53 | 記録:すまいづくりWS | Comments(0)