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願い

願いが天に届いたか・・・。
雨上がり、快晴!

今日は建て方の初日でした。
予報では小雨がぱらつく「微妙な天気」の筈でしたが、いつの間にか秋晴れ。

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実は、2007年の早春に竣工した「桜咲くすまい」から、
結果的に、仕事の度に違う工務店さんに工事をお願いしています。

「桜咲くすまい」:スローハンド
「若林のすまい-2」:栄組
「春待つすまい」:イトウ工務店
「海鳴り届くすまい」:すぎはら
「中庭のあるすまい」:名興住宅
「三兄弟のすまい」:番匠
「アザミ咲くすまい」:松山建築
「桧普請のすまい」:阿部建設
「今回のすまい 名前は検討中」:杉浦建築店


9軒の住まいの作り手が、全て違うとは・・・。

9軒の内3軒は、こちらから工務店さんを紹介しました。
残り6軒は、住まい手自らが「この工務店」に工事をお願いしたいと紹介されました。

正直なところ、毎回工務店が異なるというのは、
作り手側にしても同じ話でしょうが、設計監理を進める上でも大変な労力が要ります。
「この前の、あの納まりと一緒だから・・・」とか出来ません。
コミュニケーションを一から生み出して行く必要があります。

質を高める、標準化を進めるということを考えると、
仕事を依頼する工務店さんを、
ある程度絞り込んだ方が本当は良いのかも知れません。


しかし、その一方で多くの工務店さんや大工さんと膝を付き合わせ、
その度毎に苦労を重ね、仕事を積み上げるというのも悪く有りません。

こうした仕事の進め方も、若くて元気な今だからできると思い、
ちょっと頑張ってみようと思っています。

確かなパートナーと固定的なチームを組み、
仕事を進めるのも一理。

その都度、様々な人達と組み、
七転八倒しながら仕事を進めるのも一理。


地域材の利用を広げ、
より多くの人達に「木の住まいの魅力」を知ってもらおうと思った時、
僕は暫く「後段のスタイル」で、仕事を進めてみようと思っています。

僕自身、標準化するという程、建築のことを多くは知らない。
自分自身が知りえない建築の考え方や、仕事の進め方を、
様々な職人さん達の仕事を通して触れてみたいと思っています。
by a-kashi | 2008-11-07 20:20 | 記録:甍のすまい | Comments(0)