空港からヘルシンキ市内への移動中、
「文化の家」が車窓を通り過ぎましたが、
今回の旅で初めて訪れた、アアルト設計の建物は、
宿泊先のホテルから徒歩2分にある「アカデミア書店」でした。

ここでは、吹き抜けのプローポーションについて ひと言・・・。

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ちょっと勇気のいる大きさのトップライトが、
書店吹き抜けの中央に設けられています。
室内側に張り出したガラスのフレーム。
今思うと、増沢事務所在職中に、こうしたトップライトを事務所の先輩がトライしていました。

そんなことはさて置いて、この居心地の良い吹き抜けの謎に迫ってみます。


写真を観て頂いて分かる様に、吹き抜けに面する3階部分の腰壁の高さが、
2階部分の腰壁よりも大きくなっています。
天窓に近い3階部分は絞り込み、下階に光を届けようという想い。
そんなアアルトの心遣いが感じられます。

キャンティレバーによる、スラブの持ち出し寸法にも、微妙な変化をつけています。


改めて考えたのですが、書店の階構成の特徴として、
上階に至る程、専門書が多く、閉じた落ち着いた空間を求められることとも、
こうした建築的な構成とマッチしている様に思われました。



単に、見せ掛けの形だけで物事を決めるのではなく、
物の道理のその先に建築があるという、当たり前のこと。
「アカデミア書店」は、本当に素敵な本屋さんでした。
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by a-kashi | 2014-06-23 21:57 | 北欧 訪問 | Comments(0)

ヘルシンキに限ったことではないと思いますが、
ヨーロッパの主要都市の駅は皆ターミナル。
最終結節点としての趣きがあります。

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JR東海の浜松駅とは印象が全く違うのです。
(ごめんなさい、そんなこと云っちゃいけませんね・・・。)

人生とは、時を如何に過ごすかということ。

出掛けた折に浜松駅に降り立つのと、
ヘルシンキの中央駅に降り立つのと、
どちらが幸せかなんて聞くこと自体、野暮な話かもしれません・・・。

朝も昼も夜もなく、
ダラダラとつながって行く無為な時間を、適当にやり過ごしている中、
如何に「時間」を自分自身の「モノ」にして行くのか。


幸せって何なのか、ふとした時に考えさせられます・・・。
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by a-kashi | 2014-06-06 22:25 | 北欧 訪問 | Comments(0)

空港からホテルへの移動はバス。
車窓を流れていく景色が気になります。

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おそらく、道路の高架橋を建設中。
足場というより、型枠か?
足場を兼ねた型枠か・・・。


何だかとっても美しい。
さすが、森の国、フィンランド。
このまま、残して置きたい気分です。
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by a-kashi | 2014-06-06 17:50 | 北欧 訪問 | Comments(0)

約1週間、北欧を巡ってきました。

フィンランドのヘルシンキ周辺とエストニアのタリン。
気まぐれですが、その訪問記をこれから適宜 綴って行きます。

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ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に降り立ちました。
セントレアから約9時間半。
フィンエアーの直通便です。

空港を出て初めて目に入ったのは立体駐車場。
フレームを見ると、おそらくプレキャストコンクリートでしょうか。
見た目はテラーニの「カサ・デル・ファッショ」にかなり近い・・・?

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こちらの建物はイタリアのコモにあります。
12年程前になる、前回の海外旅行で訪問しました。


フィンランドの第一印象。
先ずは、寒かった・・・。
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by a-kashi | 2014-06-05 22:14 | 北欧 訪問 | Comments(0)