カテゴリ:記録:三兄弟のすまい( 8 )

あかりが灯り

現場を担当した塚本さんと一緒に、
「三兄弟の住まい」を訪れました。
僕は、7月末の引渡し以来になります。

c0049902_20414628.jpg

c0049902_20421180.jpg
庭作りの話をするために、夕方5時頃に到着。
日暮れがめっきり早くなり、暫くすると明かりが灯りました。

明かりの灯った「木の家」は、それはそれは良いものです。
当然のことだけど、人の暮らしが其処にあって・・・。
日中見ると何となく「よそよそしい」シナ合板も、暖かい雰囲気に様変わり。
何とも、気持ちが和みます。


みんな元気でした。
みんな幸せそうでした。


話は変わりますが、以前シナ合板を「支那合板」、
中国からの輸入合板だと、思い込んでいる方が居られました。
シナ合板のシナの字は「榀」、榀の木から作られる合板です。

樹木の名前をいっぱい知っていると、心豊かになるように、
製材された木目を見て、木の名前が分かるようになると楽しいものです。
図鑑を覗いて見て下さい。

木の種類は数え切れませんね・・・。
[PR]
by a-kashi | 2008-10-07 20:47 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)

引渡し

今日は引き渡し。

引越しの荷物が運ばれる中、僕達は竣工時の写真を撮影。
そして、ご両親は玄関の洗い出し工事・・・。
引渡し当日まで、現場は忙しく動いていました。

c0049902_2019149.jpg
現場監督の森下さん。
新築現場の監理初体験の塚本さん。
棟梁として、墨付け刻みから関わった、
若い大工の野嶋さん。
息子さんの家づくりを支えた、左官職の御両親・・・。

そして、住まい手の家族の皆さん。


多くの人達が関わって一軒の住宅が生まれました。

僕はというと、現場監理に入ってからは、
スタッフの塚本の聞き役にまわっていました・・・。


c0049902_20205951.jpgc0049902_20225710.jpg
c0049902_20212328.jpgc0049902_21145343.jpg
c0049902_2023472.jpgc0049902_20232816.jpg
引渡しというのは、作り手から住まい手に建物が引き渡される日。
バトンが渡される日。


特に、新築現場監理初担当の塚本さんは、感無量のようです・・・。
バトンを渡せたという安堵と、
バトンを渡してしまったという寂しさと。

多くの人に支えられて、多くの人の想いがあって、
初めて一軒の住まいが生まれることを、
彼女も身体で感じた様子・・・。

僕も初めて現場監理に携わった時の記憶が、何となく蘇ってきました!


設計    :一級建築士事務所アトリエ樫 (監理担当 塚本さん)
施工    :番匠 (現場監督 森下さん)
大工棟梁 :野嶋さん(兄)

電気工事、設備工事は建て主さんの友人、知人・・・。
ここに名前を書き切れない程に、多くの人が住まいづくりに関わっています。

そして左官は、御両親!
[PR]
by a-kashi | 2008-07-30 20:26 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)

昨日の現場

昨日の現場。
「三兄弟の住まい」が佳境を迎えています。

c0049902_21285985.jpg
木工事は一区切りが付き、何だかとても静かでした。
現場では、年配の左官屋さん夫婦が、二人でコツコツ仕事を進めています。


現場で左官仕事を進める御夫婦は、実は建て主さんの御両親。
息子家族の為に、一肌脱いで鏝を振るっています。
余計な事は、ひと言も云わず鏝を振るう・・・。


「大草原の小さな家」のマイケル・ランドンじゃないけれど、頼りになる父親。
実際に汗を流して、物を創ることのできる父親・・・。

家づくりの場面に、突如こうした親父さんが出現することがあります。


こうした親父が出てくると、何だか現場は締まって良い感じ!
[PR]
by a-kashi | 2008-06-25 21:40 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)

階段

階段が掛けられていました。

現在入社3年目の塚本さんが、
おそらく初めて描いた詳細図。
それが、この階段詳細。

c0049902_18142744.jpg

c0049902_18145740.jpg
それにしても、
「シナ合板」と「外部の緑」の相性は抜群です。

そりゃそうだ。
姿形は変われども、元を質せば共に樹木。

「木」なんですね・・・。
[PR]
by a-kashi | 2008-06-10 18:20 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)

視線の抜ける先

今日は午後から現場巡り。
「三兄弟の住まい」に向かいました。

c0049902_2023050.jpg
図面を描いている時は、
どうしても空間を鳥瞰的に眺めてしまいますが、
実際に空間を把握するのは、
床の上に立ち、時には床に座り、
その時の人の視線から如何に感じられるのかを意識することが大切。

平面図を視線の高さまで持ち上げ、
間取りの中を想像を膨らませながら歩いてみることが大切です。

システマチックに空間を把握し、
鳥瞰的に間取りを把握することと等価に、
図面の中で空間を想像しながら歩くのは楽しい。
[PR]
by a-kashi | 2008-04-01 20:33 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)

祝上棟

快晴です。
「三兄弟のすまい」が無事上棟を迎えました。

c0049902_20185852.jpg
既存のカイズカイブキの生垣と、軒先の水平線。
その先に広がる公園の緑地。
いい感じになりそうです。

c0049902_20192612.jpg

今日は、担当の塚本さんと一日現場に詰めていました。

細かなことを挙げると、例えば化粧野地に釘が出ていないか。
設計監理者として、こうした基本的な施工状況を確認するのは当然のこと。

そして同時に、今だからできること、
本当に図面の内容で正しかったのかを確認することも、
上棟に立ち会う上で大きな意味があります。

こうした内容は、慌しく上棟の作業を進める中で、
唯一設計者が意識する立場にあるのかも知れません。


ここを壁とし、ここに開口部を設けたこと・・・。
仕上がりをイメージしながら、図面に描かれた内容を改めて確認。

図面の中で注意深く試行錯誤することが当然大切ですが、
創りながら考えることも同時に重要です。

現場の段取りや、材料の手配に迷惑を掛けない範囲で、
より良いものにして行きたい・・・。



深い軒先。
外部とのつながり。

素敵な住まいになりそうです。
[PR]
by a-kashi | 2008-03-11 20:20 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)

目まぐるしく

深夜2時過ぎ。
突然降り出した雨に眼を覚まし、
それ以降なかなか寝付けなくなりました。
「こりゃ、まずい・・・」。

実は、今日からの二日間で、
「三兄弟のすまい」の建て方を予定。


先週の土曜日に、現場監督から相談の電話。
その時点で、曇り一時雨、降水確率80パーセントという微妙な予報でした。

レッカーの手配、応援の大工さんの段取り、予備日の天候・・・。
こうしたことを考慮しつつ、春先の目まぐるしく変わる天候をにらんで、
予定通り建て方の決行を判断しました。

しかし、夜半に降り出した雨は時折雷を伴って、
一向に止む気配が有りませんでした。

c0049902_1958509.jpg
ところが、何と8時を過ぎた頃には、
青空が見る見ると広がって、
無事作業に掛かることができました!
「よかった、よかった・・・」。

c0049902_2011822.jpg
しかし安堵したのも束の間です。

にわかに空一面に黒雲が広がり、
雷を伴う激しい通り雨に遭って、
大工さんと一緒に、
材の雑巾掛けというオマケ付き・・・。





1本1本、鉋掛けをした材を、
汚したくないと、大工さんも僕達も必死でした。

目まぐるしく変わる、気まぐれな春の天気に振り回された一日。

「春の嵐、足場に干された濡れ雑巾」
[PR]
by a-kashi | 2008-03-10 20:00 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)

立柱式

「立柱式」が行われました。
昨日のことです。

c0049902_2011795.jpg

建て主さんが、
家相の先生に縁起の良い日をみて貰うと、
平成20年2月26日とのこと。

工事の流れとしては、当日上棟に至るのが困難なため、
今回「立柱式」を執り行うことになりました。
僕にとっても、初めての経験です。

前日に打設した、脱型前の立ち上がりコンクリートの上に、
1本の柱を立て、二礼二拍手一礼。


住まいの中心に設けた階段の周りを、
元気な三兄弟が駆け巡る、楽しい住まいを思い描きながら・・・。



本上棟は、3月11日の予定です。


設計 : 一級建築士事務所アトリエ樫 (現場担当:塚本有紀)
施工 : 番匠 (担当:森下さん/棟梁:野嶋大工)
[PR]
by a-kashi | 2008-02-27 20:28 | 記録:三兄弟のすまい | Comments(0)