カテゴリ:記録:海鳴り届くすまい( 11 )

パチパチパチ!

おめでとうございます。
木の住まいデザインコンクールで、「優秀賞」。

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昨日、浜松のクリエイトという施設で表彰式がありました。
僕は建て主さんと出席。
全体で30数点の建物が応募されたようです。

そもそもこうしたコンテストは、
「ミス浜松」を決めるみたいなところもあって、
地味だけど好感の持てる子には少々不利なのかも知れません。

うちの事務所の設計する建物は少々地味。
設計する側に形を持って表現するという意図は何処にもありませんし、
この寸法、このプロポーションは心地良いかと思う程度・・・。

審査員からすれば、分かりやすくないというか、
少々物足りないのかも知れませんね。
「木の使い方が素直で、素直な雰囲気のする、素直な建物でした・・・?」
みたいな講評を審査委員長の方から頂きました。

しかし、僕達と建て主さんからすれば、太鼓判の自信作。
アトリエ樫では、このほかにも3つの住まいを応募しましたが、
僕達からすれば応募した住まいが総て優秀賞。


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パチパチパチ・・・。
建て主さんと祝勝会をしなくちゃ!
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by a-kashi | 2008-10-06 21:51 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

三ヶ月

竣工して、約三月が過ぎました。
用事があって、久し振りに訪ねた住まい。

庭に植えられた木々も、厳しい夏を乗り切り、
何となく落ち着いた感じ。
住まいも、この3ヶ月住まい手と一緒に時を過ごし、
こちらも何となく趣きが出てきました。

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たかが3ヶ月、されど3ヶ月・・・。

当然のことかも知れませんが、
住宅は人が暮らして初めて生き生きと輝いてきますね。
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by a-kashi | 2008-09-23 19:58 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

もうすぐ

今日は役所の完了検査。
明日は植栽工事の最終日。

もうすぐ終わり、現場は終わり・・・。

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役所の完了検査を受けた後。
一時間ほど掛けて、竣工写真を撮って廻りました。

何だか、最後は去りがたく。
もうすぐ終わり、現場は終わり・・・。


何故、今回こうした住まいが生まれたのか・・・?
写真を見ながら、改めて考えています。

同じ材料を準備しても、同じ料理は作れない。
火加減、タイミング、体調、その他諸々・・・。


今回、こうした住まいが誕生した理由を自分なりに整理しておくと、
勘所を押さえた設計監理が出来るはず。

杉原さん、大工さん、左官さん、建具屋さん、家具屋さん、材木屋さん・・・・?
「う~ん、みんな凄かった!気合が入っていた!」

遠州弁で云うならば、「みんなガンコだった・・・」。


理由は直ぐに見つからない。
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by a-kashi | 2008-06-16 20:06 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

もう一息

「海鳴り届くすまい」が、もう一息で竣工を迎えます。

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実は、近日「海鳴り届く住まい」の完成見学会を開催します。
本来、住まいに完成ということは無い訳で、何となく妙な気分ではありますが・・・。


見学会の詳細については、「森とすまいの会」のHPをご覧下さい。
参加を希望される方は、アトリエ樫まで御連絡下さいね。


間に合うのかな?
間に合わなくても、まあ良いか・・・。

ここ数日で、雰囲気が「がらっと」変わってきました!
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by a-kashi | 2008-06-03 21:31 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

職人さんの笑顔

今頃は外部足場が外され、
その姿があらわになっているでしょうか・・・。

昨日は、足場撤去前の確認を兼ねて、現場に足を運びました。

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内部は残すところ、塗装、家具、建具と、階段まわりの木工事。
もう一息です。
あと一息です。


今回の工事に関わる職人さんは、初対面の方ばかり。
基本的な考え方に始まり、
各部の納まりに反映される設計者の癖、職人さんの癖・・・。
お互いに相手のことを知りません。

最初は疑心暗鬼、暗中模索の状態かも知れませんが、
現場に通い、打ち合わせを重ね、
現場が次第に形を成してくると、
何となく互いに信頼感が生まれてくるから不思議です。


設計者は献立と作り方を図面に表現するけれど、
実際に手を動かし、形を生み出して行くのは職人さん。
互いの信頼関係が築けなければ、良い建物は生まれませんね・・・。

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帰り道、建具屋さんの加工場に立ち寄りました。
大半の建具の製作は終わっていました。

製作の終わった建具を、一本一本自慢げに見せてくれました。
職人さんの笑顔が印象的でした。

建具が吊り込まれるまで、あと一息です。

              (写真では、ちょっと気取った表情になっていますが・・・。)
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by a-kashi | 2008-05-24 14:07 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

漆喰の匂い

現場は6月中旬の竣工に向けて、佳境を迎えています。

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建物の中に入ると、「ぷーん」と漆喰の匂い・・・。
僕は、この匂いが好き。

塗ったばかりの漆喰は、何となく色むらが有りますが、
硬化が進むと白く落ち着いてきます。

その時に放出される多量の水分。
サッシュまわりは結露したように、びっしょりと汗を掻きます。

窓を開けて、乾燥を早めれば良いと考えがちですが、
急に乾燥が進むと「ひび割れ」を生じたり、漆喰はデリケートな素材。
窓を閉め、汗を掻き掻き、左官さんは鏝を振るっていました・・・。
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by a-kashi | 2008-05-17 14:05 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

表情

大工さんの手で、
少しづつ造作がまとめられ、
住まいに表情が生まれてきました。

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この住まいでは、寸法を決める時に迷ったら、
華奢な寸法を選ぶようにしています。
建物によっては、骨太の寸法を選ぶこともあります。

迷った時に、どちらを選択するのか決めておくと、
最後には全体がまとまった雰囲気になるような気がしています。


写真は、玄関から居間に入った時、正面に見える竪格子。
思い切って大きく面を取ってみました。
何となく優しくて、大らかな表情になりました。

「海鳴り届くすまい」では、
木部の見えるボリュームを抑えています。
その場合、見えてくる木部の寸法には逆に注意が必要なようです。
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by a-kashi | 2008-05-01 22:08 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

未体験ゾーン

未体験ゾーンへの突入。
初めて使う材料。
新しい空間構成。

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以前、増改築の現場で数枚使ったことのある「葦合板」の天井。
今回は思い切って、ある程度の面積に採用してみました。
素材としての赴きがあって、野趣が溢れていて、
面として見た時の柔らかさも感じられ何とも良いものです。

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こちらの写真は、
1階の標準床面から300mm下げた和室。


バリアフリーという言葉が、
一律床面フラットに何時の間にか置き換えられ、
何とも窮屈な設計を求められるのが常ですが、
今回はあえて床レベルに変化を付けてみました。


住まい手であり、作り手でもある杉原さん。
黙々と仕事に打ち込む大工の大石さん。

みんな一生懸命頑張っています。


僕も負けないように・・・。
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by a-kashi | 2008-04-19 00:18 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

寸法の見立て

寸法を決めるのは、何とも悩ましい。
特に勾配を見立てるのは・・・。

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以前、吉村順三さんが設計した「軽井沢の山荘」(脇田邸)を訪れたことがあります。
確か、天井は2寸勾配でした。
その時に、建物に優しく包まれるような不思議な感覚を覚えました。

そんな脇田邸を思い浮かべながら、
「海鳴り届く住まい」の2階の天井は、2寸勾配にしてみました。


使い勝手を意識しながら決める寸法。
単純にプロポーションを意識して決める寸法。
材料の歩留まりを意識して決める寸法。
施工手順を意識して決める寸法。
寸法の決め方は様々です・・・。


天井同様、屋根勾配を決めるのも厄介です。
僕自身、屋根勾配は2階の大屋根を多少急勾配にし、
下屋を1寸から0.5寸、大屋根よりも緩勾配にして構成しています。

同一勾配にすると、パースペクティブには開いて間延びした印象を受けるから・・・。
屋根勾配も、天井勾配と同様に、
人の視線から如何に見えるのを意識して決める寸法なのかも知れません。

工事は残すところあと少し。
僕も頑張らなくちゃいけません。

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今回は、「横内敏人」さんの葦張り天井も採用。
現在、悪戦苦闘しています。


何だか新しい雰囲気の空間が生まれる気配が感じられます。
今から、とても楽しみです。

住まい手であり、作り手である杉原さんの頑張りに感謝・・・。
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by a-kashi | 2008-04-01 21:30 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)

造作材

朝7時に自宅を出て、地鎮祭へ。

地鎮祭、そして工事着手前の近隣挨拶を終えて、
車を走らせ30分、「海鳴り届く住まい」の現場へ向かいました。

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雨仕舞いに関する(屋根廻り、外壁下地、サッシュ取り付け)等の、
外部廻りの大工工事は大筋終了。
これから内部の木工事が本格的に始まります。

今日は、毛布に包まれて造作材が現場に搬入されてきました。

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大工さんから云われました。
「造作材の種類が多いね!」
つまり、様々な断面形状があるということ。
これは、余り良いことではないかも知れません・・・。

真壁(柱を現した造り)のみで建物を作る場合は、構造と仕上げの間に遊離が無くて、
造作材の構成はシンプルになりますが、
大壁(柱を隠した造り)の場合、意匠上の自由度が生まれるのと引き換えに、
造作材の寸法は仕上げ材の厚みに連動して多様に動きます・・・。

大壁の持つ魅力は捨てがたいものの、
真壁の持つ合理性と力強さは、やはり捨てがたいですね・・・。

化粧をした美しさ、艶やかさ。
すっぴんの美しさ、初々しさ・・・。

う~ん。
どちらも魅力的。
建築は、奥深い・・・・・。
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by a-kashi | 2008-02-06 22:07 | 記録:海鳴り届くすまい | Comments(0)