カテゴリ:暮らし( 502 )

「子供と台所」

PCの中に詰め込まれた文書を整理中。
ある雑誌の 「子供と台所」という特集に寄せた文章が出てきた。


昭和38年生まれの僕が、まだ子供だった頃。台所のことを我が家では「お勝手場」と呼んでいた。二段ほど下がった、冷たい土間のコンクリートに張られた木の床。タイル貼りの流し、ガス釜、風呂の焚きつけ口が、薄暗い記憶の中に浮かんでくる。その「お勝手場」に、新たに床が張られ、明るく生まれ変わったのは、僕が大学生の時。その頃から恐らく、僕の中で「お勝手場」が「台所」に変わり、最近では無意識に「キッチン」という横文字も使っている。
僕にとっての「お勝手場」。そこには、楽しく食事を作るという、場の記憶はなく、家事に追われ忙しく動き回る母親の後ろ姿を、何となく意識する場であったような気がする。まだ夜が明けきらぬ、暗く冷たい朝。一階の「お勝手場」から聞こえてくる「シャーカ、シャーカ、シャーカ」。鰹節を削る小気味良い音と共に・・・。

 調理に、皿洗い、食器拭き。休日の我が家では、家族皆が台所に立つ。
前掛けをギュッと締め、僕が台所に向かうと、いつの間にか子供達は僕の隣に立っている。慌しく家事に追われる母親よりも、仕事の気分転換や趣味の延長で台所に立つ僕の方が、付け入る隙があるみたい。
「一緒にやりたい、やりたい!」という元気な娘の声。
「お皿は拭いとくからいいよ!」という優しい息子の声。

一方、家人は毎日の食事を作るという姿を通して、子供に何か大切な事を伝えている。
息子が初めて本格的な食事を作ったのは、そんな家人が頭痛で寝込んでいた休日の朝。
何やら、台所から聞こえる物音。階段をそっと降り、覗いてみると、其処には息子の姿。
「今日は、僕が作るからいいよ」。
慣れない手付きで、鰹節を削り、味噌を溶き・・・。
食卓に並んだのは、サラダに玉子焼、ワカメの味噌汁。そして、炊き立ての白いご飯。

住まいの中で、親と子供が共に働くことができる、唯一残された場所が台所なのかも知れない。子供と一緒に台所に立つ。共に立たずとも、忙しそうな親の姿、楽しそうな親の姿を子供達が見つめることで、伝えずとも何かが伝わって行く。「伝えること」と、「伝わること」は別のこと。面と向かって話をすれば、親の気持ちが伝わると思うのは親の思い込みかも知れない。
子供に背を向け、忙しく食事の準備に追われる母親と、その姿に気遣いながら声を掛け、言葉少なに交わす会話の中に、さり気ない優しさや心遣いが生まれてくるような気もする。
僕にとって、面と向かった親との会話は、何となく気恥ずかしいものだった。

7年前に書いた文章です。
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by a-kashi | 2017-03-06 18:31 | 暮らし | Comments(0)

「生産年齢人口」

高校受験を控えた娘。
私達、「生産年齢人口」になるみたい・・・。
何だか、この言葉の言い回しが腑に落ちないみたい。

僕の時もそうだったけれど、
中学校社会科の授業は内容が盛り沢山で、
入試前まで 政治経済や近代または現代史の「詰め込み講義」が続きました・・・。

そんな中、君達 15歳を迎えれば、
「生産年齢人口」の対象になりますと、
学校の授業で教えられた様だ。




腑に落ちないことは、大いに疑問を持って下さい。
将来は、君たちが創るのだ。
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by a-kashi | 2017-01-13 21:32 | 暮らし | Comments(0)

ブログのスキン

気分転換にブログのスキンを変えてみました。
どんなもんでしょう?
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by a-kashi | 2017-01-09 21:00 | 暮らし | Comments(0)

お弁当

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明日の午前中は 二人とも現場の打ち合わせで遅くなるからって話をしたら、
高校受験を控えた娘が 皆の弁当を作ってくれました。
高校に進んだら弁当持ちになるので、その練習でもあるみたい・・・。
とっても美味しかったです!
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by a-kashi | 2017-01-09 15:01 | 暮らし | Comments(2)

謹賀新年

あけまして おめでとうございます。

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今年の初日の出は、何とも穏やかでありました。
子供たちは節目の年を迎えます。
そんな子供の姿を目に、僕達も日々 心新たに過ごして行きたいと思っています。

                                   
                                本年も よろしくお願いします。
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by a-kashi | 2017-01-01 09:17 | 暮らし | Comments(0)

弁当作り

二日連続、娘は浜松市中体連の水泳大会。朝6時45分には弁当持参で家をでる。かみさんの方針で、弁当の御飯は当日の朝に炊いた飯。我が家の場合、土鍋で御飯を炊いているので、前日飯炊きの準備をして、朝起きたら炊き上がっているなんて芸当はできない。朝5時前から起きて、朝飯と弁当を並行して作ることになる。朝飯と弁当のおかずを同じにするのもモチベーションが下がるので、2食を並行して作るのだ。この作業、昨日は かみさんが担当。二日続きはキツイので、今日は僕が担当。娘は大きな弁当を抱えて、会場に向かった。僕の今日一日は、既にもう終わった様な気分・・・。




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by a-kashi | 2016-07-03 07:52 | 暮らし | Comments(0)

二川宿 駒屋

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二川宿の駒屋に行ってきました。GWは大勢の観光客でごった返していた様ですが、今日は落ち着いた雰囲気で、ゆっくり敷地内を見学できました。指定管理者になっているNPOの方から、丁寧な説明を受けました。場内にある茶室は1日利用で1500円。二間続きの和室も、様々なかたちで貸出をしている様です。しかし、基本的には施設の入館料を取らずに、頑張って運営していることも話してくれました。敷地内にある一つの蔵が売店になっていて、土産物を販売しているのですが、売り場の半分は駄菓子屋になっています。今では見掛けなくなった「駄菓子屋」に、近所の子供たちがお菓子を買いに来るそうです。「100円玉を握りしめて、お菓子を買いに来る子供から、入館料をたとえ100円でも取れないでしょ!」って案内の方は話していました。歴史的な建造物を残し、多くの人達に見てもらうという単純な視点で、この建物は維持管理されているのではない様です。
最後に案内されたのは敷地の西側にある小路。今回、写真左手の「駒屋」の改修工事が行われたのを契機に、隣家に住む90代のおばあちゃんが自宅のブロック塀を自費改修して、写真の様な板壁にして下さったとのこと。「この場所が一番の自慢です」と、案内して下さったNPOの方が誇らしげに話してくれました。

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by a-kashi | 2016-05-08 16:39 | 暮らし | Comments(0)

蒸籠の蓋

傷んでいた 蒸籠の蓋のツマミを直した。
床板の端材を棕櫚縄で結わえてみました。

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我が家では、土鍋で御飯を炊いています。
保温はできないので、冷めたご飯を温めるのに、
蒸籠は欠かせない調理器具。

毎日 大活躍しています。

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by a-kashi | 2016-04-06 13:03 | 暮らし | Comments(0)

手入れ

昨日、大学駅伝が終わり、今朝、息子は大学に戻り・・・。
仕事始めとは なりませんでしたが、
今日は諸々 身辺の手入れをしています。

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庭の落ち葉を掃き、靴を磨き、鞄を磨き、鍵の具合を調整し。
一見 何も変わっていない様ですが、具合よくなりました。
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by a-kashi | 2016-01-04 16:26 | 暮らし | Comments(0)

今年の初日の出。

山塊の様な厚い雲が、水平線上にあり、
なかなか朝日が顔を出せない・・・。

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しかし、それはそれで、見応えのある初日の出でした。
「じっと待つことも大切だ」なんて、一緒に浜辺に行った息子が一言。

また一つ 新しい年を迎えました。
本年も どうぞ 皆さんよろしくお願いします。
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by a-kashi | 2016-01-01 13:53 | 暮らし | Comments(0)