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旅の風景-2 四国・高知駅

去年の夏まで、僕達家族の記憶の中では、
高知駅は鉄筋コンクリートの白い箱でした。

雑然とした駅の土産物売り場。
鰹飯、芋ケンピ・・・。

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今年の夏の高知では、新しい駅舎がお出迎え。
楽しみにしていました。

設計は、内藤廣建築設計事務所

以前、駅に降り立った時に感じた、
南国特有の何とも云えない「空気」や「匂い」は希薄になってしまったけれど、
大らかでダイナミックな空間は、これから高知の顔として、
少しづつ皆に愛されて行くような気がしました・・・。

電化のされていない土讃線。
蒸気機関車ほどではないけれど、ディーゼル車が煙を上げて出発です。

旅の風景-2 四国・高知駅_c0049902_12371382.jpg旅の風景-2 四国・高知駅_c0049902_124376.jpg

確かに、内藤さんの設計は素晴らしい。
「建土築木」なんて本も書かれていて、
建築と土木を跨ぐ横断的なスタンスには惹かれます。

しかし、何故に高知駅が素晴らしいか・・・。
それは、もちろん高知の先に線路は延びて行くけれど、
高知駅がターミナル、終着駅に近い存在だから。

我が街、浜松のように、
通り過ぎるばかりの電車を見送るような街じゃない・・・。
街のエッジや輪郭は、大切にしたいものです。
Commented by mitsuhiro at 2008-08-20 23:56 x
内藤さんの駅舎いいですね。横浜の地下鉄、馬車道駅も良いですが、高知駅もいい感じです。ジョイントが分からないトラスのディテールがどうなっているのか興味深いです。
たしかに鉄道の終着駅はどこも独特の雰囲気がありますね、鉄道でなくても地形的に半島の先とか、奥深い山とか・・・盲腸のような部分には独自の文化が宿るみたいですね
Commented by a-kashi at 2008-08-21 12:48
高知には「牧野富太郎記念館」もあって、内藤さんの建築を楽しめます。
数年前に行ったけど良かったな・・・。

高知駅は、南北で駅の表情が大きく異なっていました。駅の南側は、これまでの正面玄関でしたが、これから駅前広場が整備されていくようです。
今回の写真は駅の北側。ダイナミックだけど、優しい表情の建物でした。
by a-kashi | 2008-08-19 12:55 | 暮らし | Comments(2)