2007年 12月 09日
木材の価格・木材の目利き
「木材の価格・木材の目利き」と題して、
天竜流域林業活性化センター主催の催しが行われました。
活動推進班の班長である僕は主催者側として、
家人と、スタッフの塚本さんは一般参加者として参加。
浜北区中瀬にある「静岡県森林組合連合会・天竜営業所」と、
龍山森林組合の製材設備を見学しました。
天竜営業所では、当日「市」が開催され、
僕達素人も模擬入札と題して、木材の価格を想像しながら、
土場に置かれた原木の価格を値踏みして廻りました。
材の良し悪し。
サワラ材の見分け方・・・。
水揚げされたマグロの良し悪しを、
尾びれが切られた断面で判断するようなものですから、
正直なところ原木の目利きは難しい。
上のグラフは、当日参考資料として配布されたものです。
棒グラフ :天竜営業所の取り扱い実績金額
ピンク色の折れ線:取り扱い材積
紫色の折れ線 :平均単価
黄色の折れ線 :杉の平均単価
緑色の折れ線 :桧の平均単価
左端が昭和41年。
右端が平成17年。
取り扱い材積は増加していますが、
売り上げは減少。
現在の杉桧の単価は40年前の水準に戻っています。
営業所で扱われる原木価格の、
1割から2割が山元に戻る程度ということですから、
持続可能な山の維持再生は危機的な状態にあるという話でした。
何故だろう。
僕達はどうしたら良いのだろう・・・。
by a-kashi
| 2007-12-09 10:34
| 建築
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