2007年 05月 26日
線を何処まで消すか
これから佳境を迎えます。
合板といった面の材料も使用しますが、
木造住宅は基本的に木材という線材で構成されています。
仕上げに掛かる前の「この段階」。
線材としての木材が最も表に見えている時だと思われます。
柱、梁を表に表わす真壁の構成。
柱、梁を隠蔽する大壁の構成。
「真行草」で例えるならば、真壁は正しく「真」の趣。
大壁は「草」の趣と云えるかも知れません。
ここから先の設計者の判断で、住まいは全く異なる趣になって行くから不思議です。
結果大壁になったとしても、底流には真壁の心意気。
そんな住まいが僕は好き。
by a-kashi
| 2007-05-26 21:05
| 記録:若林のすまい-2
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