2006年 06月 09日
想いを汲む
現場は丁寧に仕事が進められていました。
設計者は、住まい手の想いを汲んで、
必要とされる、そして其れ以上の場を創るのが仕事。
しかし、こうした想いも、実際に手を動かし汗を流す職人さんや、
現場の監督さん達がいなければ絵に描いた餅になります。
想いを共有すること。
そして、其々が職能を発揮して、
想いを形にすることが大切です。
今日も、大工さんから納まりに関する質問や提案が有りました。
僕以上に、この住まいの雰囲気や、
其処に生まれる趣を考えて居られるような気がして、本当に嬉しくなりました。
設計者だからといって、何もかも押し付けるのは嫌いです。
現場に入ってから、本当に其の建物を愛し理解するのは、
最終的には造り手であると僕は思っています。
設計者だけが理解している気になっても、決して豊かな住まいは生まれません。
住まい手の想い、設計者の想い・・・。
こうした想いのバトンがしっかりと渡された時、
現場はとても気持ちの良いものになります。
Commented
by
aki.y
at 2006-06-10 00:16
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今日はどうもありがとうございました。お昼ごはんもごちそうさまでした。現場の進み具合は本当に楽しみです。徐々に出来上がっていく様子にわくわくします。皆さんのご尽力に感謝します。最後のバトンを受け取った後も、責任重大ですね。
最後に…、後姿の恰幅のよさに絶句し、ここにダイエットの強化を誓います。竣工までを目標にしようかな。
最後に…、後姿の恰幅のよさに絶句し、ここにダイエットの強化を誓います。竣工までを目標にしようかな。
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by a-kashi
| 2006-06-09 22:02
| 記録:鎮守の森のすまい
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Comments(1)