土壁塗

土壁塗が行われました。

生コンならぬ、泥コン屋さんから仕入れた荒壁土が現場に運ばれ、
土壁塗が始まりました。
これもまた、ポンプ車ならぬ、壁土を圧送する機械を使って、
現場内のとろ舟に壁土が送られます。

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竹小舞は、貫の内側に施された内掻き。
遠州地方では、一般的に外掻きが行われているが、
貫伏せといった工程が省略出きる点、断熱材を入れるスペースが確保できる点等を評価して、
竹小舞を貫の内側に施してもらっている。
部屋内側から塗りこまれた荒壁。
下の写真は、その荒壁を外側から撮ったものです。

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こうした仕事を知っている職人さんは、まだ居ます。
けれども、こうした仕事をする機会が少ない。
十数年前までは、一般的とされた技術が、今、消え去ろうとしている。
単にノスタルジックな想いではなく、十分な検証もなく、
経済原理に合わないから、現在の指標に合致しないからと消えて行く技術を、
見直して行く必要があると思う。

こうした技術を、世の中から消し去ろうとしているのは、
自身が壁を塗るでもなく、また其処に暮らす、その人自身でもない。
僕は、椅子に座ってペンを握る立場でなく、
在野にあって汗を流す人の言葉を理解できる一設計者でありたい。
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by a-kashi | 2005-08-30 21:13 | 記録:入野のすまい | Comments(0)