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点灯試験

現場監理は通常日中行いますが、
それでは照明の具合を確認できません。

引き渡しを控えた住まいに夕方訪問。
点灯試験を行いました。

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照明器具は少なめかも知れません。
電気設備の工事屋さんから、「もう少し照明器具を増やしたら」とも云われます。

けれども、壁の仕上げが白かったり、
照明器具が壁際に有ったり、
様々な要素が重なって部屋の明るさや雰囲気は異なってきます。

コンビニやパチンコ屋じゃあるまいし、
明るいことが一番なんて可笑しいですね。

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ところで、家具が何も入っていない この状態は、
ちょっと物足りないかも知れませんね。
けれども、この段階では、物足りないぐらいが丁度いいんです。

これから、ぐっと魅力を増して行きます。
建て主さんの住まいになって行きます。


さて、アトリエ樫が設計する住まいは基本 真壁。
柱と梁とった構造材が表に出てくる構成です。
真壁では、建物と家具の距離感が肝要です。
これとは逆に、柱と梁を仕上げ材で塗り込める大壁という構成もあります。


真壁の場合、建物と一体化して家具を造り込むのと違って、
建物の良し悪しは端的な形ではなく、住まい手自身に委ねられています。
ということで、残念ながら竣工時の写真映りは大壁よりも厳しい。


とは云うものの、設計者の お仕着せの住まいで自らを飾るのでなく
おおらかに暮らしていく人には、真壁の家が似合うと思う・・・。
by a-kashi | 2014-04-21 20:56 | 記録:みんなで暮らす | Comments(0)