2014年 04月 21日
点灯試験
それでは照明の具合を確認できません。
引き渡しを控えた住まいに夕方訪問。
点灯試験を行いました。
HP
照明器具は少なめかも知れません。
電気設備の工事屋さんから、「もう少し照明器具を増やしたら」とも云われます。
けれども、壁の仕上げが白かったり、
照明器具が壁際に有ったり、
様々な要素が重なって部屋の明るさや雰囲気は異なってきます。
コンビニやパチンコ屋じゃあるまいし、
明るいことが一番なんて可笑しいですね。
ところで、家具が何も入っていない この状態は、
ちょっと物足りないかも知れませんね。
けれども、この段階では、物足りないぐらいが丁度いいんです。
これから、ぐっと魅力を増して行きます。
建て主さんの住まいになって行きます。
さて、アトリエ樫が設計する住まいは基本 真壁。
柱と梁とった構造材が表に出てくる構成です。
真壁では、建物と家具の距離感が肝要です。
これとは逆に、柱と梁を仕上げ材で塗り込める大壁という構成もあります。
真壁の場合、建物と一体化して家具を造り込むのと違って、
建物の良し悪しは端的な形ではなく、住まい手自身に委ねられています。
ということで、残念ながら竣工時の写真映りは大壁よりも厳しい。
とは云うものの、設計者の お仕着せの住まいで自らを飾るのでなく
おおらかに暮らしていく人には、真壁の家が似合うと思う・・・。
by a-kashi
| 2014-04-21 20:56
| 記録:みんなで暮らす
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