2013年 04月 29日
ひと工夫
先日、事務所の皆で現場の確認に行きました。
以前お話しましたが、こちらのお宅は、
暮らしの変化に寄り添うように、
今回が3度目の改修工事。
今回の改修を機に同居される、
息子さん家族の生活スペースを中心に、
手直し工事を進めました。
そこで、「ひと工夫」。
限られたスペースを有効に活用するためには、
定型化した暮らしの構図を、解きほぐす必要が有ります。
写真は2階に新たに設けた洗面コーナー。
部屋としての洗面所を設けるのは、面積的に困難。
従って、廊下の一角に洗面コーナーを設けたのですが、
必要に応じて建具で間仕切り、
落ち着いた化粧室として使うことも可能な間取りとしています。
また、別の括りで建具を閉めると、
洗面コーナーは和室の一角として機能し、
通風を確保できたりします。
キャビネットの脇のパネルを押すと、
化粧品や歯ブラシを収納できる奥行きの浅い棚。
窓と干渉してしまう鏡は、
キャビネットの背面から引き戸のように出てきます。
小さなスペースの有効利用。
ひと工夫が活きてきます。
設 計 : 一級建築士事務所アトリエ樫
現場担当 : 坂田洋子
施 工 : 名興住宅
現場監督 : 渡辺さん
by a-kashi
| 2013-04-29 13:03
| 記録:幸の家 手直し工事
|
Comments(0)