2011年 10月 18日
屋根勾配・天井勾配
部屋の雰囲気が伝わってきます。
塗装や各種内装工事を進めると、また雰囲気は一変するでしょう。
今日は、「屋根勾配と天井勾配」のお話です。
「庭とすまい」。
2階大屋根部分の屋根勾配は3寸5分。
つまり、10対3.5の屋根勾配であります。
部屋内側に天井を張らず、垂木、化粧野地板現しとなると、
屋根勾配が即、天井の勾配となる訳ですが、
ここでは内部に天井を起こすことで、
屋根勾配とは切り離し、2階部分の天井を2寸勾配にしています。
求められる屋根と、こちらが欲する天井の勾配は、
必ずしも一致する訳では有りません・・・。
屋根勾配は雨仕舞いや各種納まり、
外から見た印象に配慮して決められる訳ですが、
天井勾配は別の視点から検討がなされます。
天井を屋根勾配と同じく、急勾配にすると、
室内にあって何故か内に向かう感じがします。
急勾配の天井に向かって玉を投げたら、
当然内側に向かって玉は跳ね返ってきます。
天井を屋根勾配とは切り離し、緩勾配にすると、
室内にあって何故か外に繋がる感じがします。
緩勾配の天井に向かって玉を投げたら、
今度は逆に外に向けて玉は跳ね返って行くでしょう・・・。
天井と壁。
建物の部位としては、全く別物と捉えがちですが、
急勾配の天井からは、限りなく壁面に近い印象を受けます。
「何かを感じる」ということと、そう感じる理由が何処にあるのかを考え、
自分自身の引き出しに整理して置くことは大切です。
さっさと起きて身支度しなきゃいけないのに、仰向けになってボーっと天井を眺めていたくなる。うちの寝室は朝の空気を、光を天井が迎え入れている感じです。
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a-kashi at 2011-10-19 21:44
御無沙汰しています。皆さん、お元気ですか。
「海鳴り届くすまい」も、お元気ですか・・・。
震災があったり、先の台風直撃があったり。
何だか試され、鍛えられている感がありますが、
お互い頑張りましょう!
「海鳴り届くすまい」も、お元気ですか・・・。
震災があったり、先の台風直撃があったり。
何だか試され、鍛えられている感がありますが、
お互い頑張りましょう!
みんな元気一杯です!先週の日曜日に娘の自転車の補助輪をはずしました。今年は特によく海鳴りが聞こえました!お互い頑張りましょう!
by a-kashi
| 2011-10-18 22:45
| 記録:庭とすまい
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Comments(3)